製造業/D社様

施工時間を75%短縮。多言語マニュアル“見るだけ”で伝わる設計に刷新し、生産性を大幅に向上。

お客様の課題

グローバル展開に伴い、D社様ではマニュアルの肥大化と現場効率の低下が大きな課題に。

肥大化 :
ローカライズに対応した結果、マニュアルは1機器につき数百ページに。印刷・更新コスト、データ容量が肥大化。
現場効率の低下 :
文章中心で読みづらく、現場での活用率が低下。
作業効率の改善 :
特に部品点数が多い製品では、施工手順の理解に時間を要し、1台の施工に4時間以上かかるケースもあり、作業効率の改善が急務でした。

HOTARUのご提案

まずHOTARUは、実際の組立現場に赴き、使用されているマニュアルと現場での実作業の動きを詳細に観察しました。

すると、多くの作業者がマニュアルを読みながら作業するのではなく、習熟や経験を頼りに進め、手が止まったときに初めてマニュアルを開いている実態が明らかになりました。ページをめくる余裕がない作業環境では、長文のマニュアルは機能せず、直感的に理解できる情報設計が不可欠です。

そこでHOTARUは、文字に頼らず色や図、イラストを用いて視覚的に手順を伝える「シート型マニュアル」への刷新を提案。工程ごとに1シートで完結する構成とし、必要な情報をひと目で把握できるよう再設計を行いました。

ソリューションの結果

刷新されたマニュアルは「読む」から「見てわかる」へ進化。

視覚的な手順の提示により、組立作業のスピードと精度が大幅に向上しました。その結果、施工時間は4時間 → 1時間に短縮(75%削減)。

さらに言語に依存しない設計により、海外向け製品では翻訳や印刷コストも削減。

現場に寄り添った設計とビジュアル伝達が、グローバルかつ効率的なモノづくりを支える仕組みとして、D社様に高く評価されました。